【2015年度 第52回文化祭 】

平成27年度9月13日(日)に開催された愛光学園文化祭で展示された鉄道研究部のジオラマをご覧ください。

・新しくなった松山の顔

「現在進行中のJR松山駅高架化事業が完成したら……」&「四国新幹線が開通して松山駅に新幹線が通ったら……」という設定のもと、駅および周辺の街並みを制作しました。新幹線と在来線の駅を同一高架平面上に配置し、4面8線という巨大駅としています。大手町方面からの伊予鉄道市内電車の軌道はほとんどそのままですが、南江戸方面に伸びる新線を含めた「未来の松山駅」をイメージしています。

・新在二重高架線

在来線の高架線の真上を、新幹線の高架線が通っています。高架線を二重に重ねた構造とすることで、迫力のある鉄道風景を演出します。実際の二重高架線は国内でもいくつかの場所でみられます。既製品のパーツでは制作が困難であったため、土台などは(それほどおおげさなものではありませんが)自作しています。

・河を渡る列車の風景

新幹線の橋梁が高架2段分の高いところを、在来線の橋梁が地平を通り、河を渡ります。河面の表現についても、従来とは違った素材・方法で制作してみました。水の輝きや波のうねり、そして橋梁を渡る列車の姿や音を感じ取って下されば幸いです。

・新幹線の運転体験実施

この数年、われわれ鉄道研究部は、みなさまに鉄道模型に触れていただく機会を設けようとの考えで、文化祭での鉄道模型運転体験を企画してきました。鉄道模型、ひいては鉄道の楽しさや面白さを感じていただけているのではないでしょうか。

いままでは路面電車や在来線の運転体験を実施してきましたが、今年度はみなさまからのご要望の多かった、新幹線の運転体験を実施することとなりました。レイアウト数周というわずかな短い時間ではありましたが、本線上で疾駆する新幹線を自分の手で運転できるという楽しさを感じていただけたことと思います。